• SoundCloud の著作権関係(Remix、Bootleg、EDIT、〇〇ver.)

SoundCloud の著作権関係(Remix、Bootleg、EDIT、〇〇ver.)

DTMerにとって自分の作った音楽をネット上にアップして共有できる場があるというのは、曲作りのモチベーションにもなって良いですね。 そんなネット上の場所の代表が、おなじみ「SoundCloud」でしょう。 今回、曲をアップするときに、SoundCloud の著作権関係について気になったので、記事にしてみました。

Remix、Bootleg、EDITは何が違うのか

Remix

Remix とは、元となるオリジナル楽曲があって、そこにシンセを付け加えたり、キックの音色を変えたりして作られた曲のことを言います。

1枚のシングル CD に「オリジナル楽曲名(◯◯Remix)」となって、同じ曲の Remix が幾つも収録されているのを見たことがある方も多いでしょう。

Remix というときは、元のオリジナル曲を制作したアーティストに、その曲を Remix しても良いかどうか許可を取っている場合が多いです。

同じ楽曲なのに、色んなバージョンがある意味は、例えば DJ がクラブで掛けるのに原曲だと都合が悪い(BPM や曲の雰囲気など)ときに使用されることがあるからです。

Bootleg

Bootleg(ブートレグ) ブートレグ、ブートレッグ (Bootleg)、ブート版、ブート盤、海賊版、海賊盤は、法律上の権利を無視して諸権利を有しない者により権利者に無断で発売または流通される非合法商品である。

引用元: ブートレグ - Wikipedia

とあるように、基本的には非合法です。

Remix と違い、著作権所持者の許可を取っていない場合が多く、SoundCloud にもそれっぽいのがアップされています。

堂々と「Bootleg」の記載があるものや、一番質が悪いのは原曲をそのままアップしてあるものですね。

EDIT、〇〇ver.

EDIT は、その人が使いやすいように曲を EDIT(編集)したものを指します。

「DJ EDIT」とかいうときは、クラブで流すのに最適化されていることが多いです。具体的には低音の強化や、イントロ、アウトロを長くして繋げやすくしたりします。

〇〇ver. は、その曲を、使用される場面に応じて構成やミックスを変えるときに用いられる表現です。

例えば、「TV ver. 」 は TV の放映時間に合わせて演奏するために、曲の2番をカットしてあったり、「Album ver. 」はアルバム収録に合わせて、シングルとは違うミックスになっていたりします。

SoundCloud で Bootleg をアップすると?

実は SoundCloud には、アップされた曲が違法ではないかということを自動的にチェックする機能があります。曲の膨大なデータを参照して、違法である可能性がある場合は、アップした瞬間に削除されます。

このような体制のため、オリジナル曲の一部分が含まれていると、著作権所持者の許可を取っているにも関わらず、削除されてしまいます。

しかし、これは完全な削除ではなく、削除されたことに意義がある人は、クレームを入れることができる様になっています。無断で他人の楽曲を使用していないことや、そもそもこれは完全なオリジナルであるということなどをフォームに入力して主張することができます。

それが認められれば、ちゃんとアップロードが完了しますよ!

違法アップロードはやめよう!

当然ですが、他人の楽曲をそのままアップロードするのは違法です。 それが商用目的ならなおさらです。

きちんと、自分で曲を作ってみんなに聞いてもらいましょう!

 

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